ヒトツイロシリーズ

色はいかが？杖の先がイロトリドリにピカピカ光る。色はいかが？どんな色でも叶えてあげる。
だけど僕には色のことなど解らない。困っていたなら魔女がシャランと杖を振る。
杖がなぞれば色づく世界。さあ始めましょ。いったい何を。やだわ、物語に決まっているじゃない。

おしらせ

・ヒトツイロシリーズ始めました。毎月一話、色を１つだけ使った物語を展開いたします。

・ツイッター小説折本祭に合わせて今までの作品を再公開しました。(2014/5/4)

・4月のヒトツイロを公開しました。(2014/4/15)

・次回は5月下旬予定です。（遅れています…。ごめんなさい。2014/06/08追記）

・只今、バックナンバーのPDFを公開中です。(2016/8/2)

？ヒトツイロシリーズの楽しみ方

？折り本の作り方

話担当：酔庫堂/七歩
[web site] [twitter]

絵担当：flux flat/カナ
[web site] [twitter]

今月のヒトツイロ

#99cc34 クローバー

【原作】
昔々、よつばはみつばと同じくらいの数でした。
人に摘まれて消えてくことを怖がり震えるみつばたち。
そんなみつばを横目によつばは人間たちに言いました。
よつばは幸せ運んでくるの、みつばなんかと違うのよ。
どんどん摘まれるよつばたち。
その優しさに神様は、嘘を本物に変えました。#twnovel

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：99cc34.pdf

バックナンバー

#ff99bb サクラサク

【原作】
面倒だった。
どうせ咲いてもまた散るの。疲れたあたしは咲かないことに決めたんだ。
ほかの桜が全て咲いても咲かないあたしを心配そうにあの子は見てた。
そしてある日、折り紙で作った小さな桜をあたしの枝にくれたんだ。
こうよ、こう咲くの。
思わずほころんだあたしと、そしてあの子。

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：ff99bb.pdf

#aa4214 オイシクナーレ

【原作】
黒い鍋に次々と材料を入れた。オイシクナーレ。
心をこめて混ぜ続けたら、チョコがぶくぶくと泡を吹く。
「ワシを召喚したのはお前か」何か出た。「願いを一つ叶えよう」私の願い。私の。
「美味しいチョコが作りたい」「承知した」
願ってから後悔する。なぜ両思いを願わなかった。

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：aa4214.pdf

#12AA25 きみは天使

【原作】
クリスマスツリーから落ちた天使が羽ばたく。
僕はこんな小さなツリーに埋もれていていい存在じゃない。
街で一番大きなツリーのそのてっぺんへと飛んでいく。
けれども誰も気づかない。肩を落として元いたツリーへ戻る天使。
「帰ってる！」喜ぶ少女に天使は誓う。僕にずっと君の笑顔を守らせて。

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：12AA25.pdf

#FF6600 おてんきや

【原作】
私、お天気屋。今日のお天気、決めるのは私。
この目に創ったお天気を、空に映して天気を作る。
誰も知らない私の秘密。
「ママ！この子のおめめのいろがね、おそらにうつっているの！」
「あらホント。空と同じ夕焼け色ね」
人間の子供には、タマに鋭いのがいるから困るのにゃ。#twnovel

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：ff6600.pdf

#6633cc みちの魔女

【原作】
人生の別れ道で魔女に出会う。
「どっちがいい人生だ」「どちらと言えばこちらかな」
そちらは最悪の人生で、僕は別れ道へと戻る。
「嘘つき」「嘘じゃない」
言い切られるともう一方の道も怖くて足を踏み出せない。
魔女は囁く。「道を行かなきゃいいじゃない。ここで一緒に暮らしましょ」

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：6633cc.pdf

#FF0000 すくいのて

【原作】
「ここからでちゃいけないの。ひらり、赤い帯揺れた。
君はまるでこの神社のお狐様みたい。何の事情か頑なに鳥居の内で遊ぶ。
いつかここから出てみたい。僕が連れて行くよ。すくってくれるの？救うさ。じゃあ待ってる。
チャポン。#twnovel 君が消えた水槽の前。「ぼうや金魚すくい一回百円だよ」

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：ff0000.pdf

#9AD9FF あたし、ウミネコ

【原作】
「あたし、ウミネコ。自由なあたし。あたしのお家はこの港。
お船見送る。大きな海へ。きらきら光る青い海。
お船迎える。日向の街へ。今日もお魚おいしいな。
日だまりポカポカ。あたしはあくび。にゃーっとないてゴロゴロゴロ。
あたし、ウミネコ。飛べないあたし。港に住んでる海の猫。#twnovel」

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：9ad9ff.pdf

#FFFF33 蝶よ花よ

【原作】
「奥様も旦那様もいらっしゃらないこのお屋敷で、蝶よ花よとお嬢様をお育てする。蝶は容易く飛んでいくからどうやら花がいいみたい。
庭に咲き乱れるお嬢様たち。その中からお一人摘んではお部屋にお連れするのです。
ああ、枯れてしまった。今度は虫がついて。花の様なお嬢様でしたのに。#*twnovel*」

公開期間：2016/08/02 ～
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PDFファイル：ffff33.pdf

#000000 黒いうさぎとくるくると

【原作】
「うさぎさんは耳が痛い。
長い耳を包帯でぐるぐる巻きにしてみたならば、うるさい小言はピタリ聞こえず耳の痛みも引いたみたい。穏やかな日々。包帯ひらひら
おリボンみたいで可愛いけれど、誰かこっそり教えてあげて。
ねえうさぎさん、素敵な誘いも愛の言葉もみんな逃してますよって。#twnovel」

公開期間：2016/08/02 ～
プリント予約番号：--------
PDFファイル：000000.pdf